題名の通り自分で開催したベイブレードS1大会に自分が優勝したので日記でも。
まずは“S1大会”について。ベイブレードの現行シリーズである「ベイブレードX」は、ファンが主催する非公式大会をS1大会という公認大会として開催することができるようになりました(ちなみにS1大会のSはストリートのS。1はよくわからない)。
公認大会になることで具体的にどういうメリットがあるのかというと、大会の上位入賞者にベイポイント景品を配ることができるようになり(9000~3000ポイント)、さらに参加賞として参加者全員にも500ベイポイントを配れるようになります。
ただし、S1大会を開くためには開催者が「S1大会申請可能店舗」のB4ストアへ申請書を提出し、開催後は報告書を提出しなければならず、参加者が8人未満の場合はS1大会を中止にしなければならないなどの条件があります。その中でもとくに「B4ストアへ申請する」という工程のハードルが高いため、言うのは簡単ですが実際にやってみようとするとそこで躓くことが多いです。どうしてかというと、「S1大会申請可能店舗」が少なすぎるからです。B4ストアが近くにあったとしても、そこがS1大会申請可能店舗でなければ意味がありません。まぁ、店側からしたらS1申請はボランティアのようなものなので、よっぽどベイブレードに理解のあるお店じゃないとメリットを感じ辛いのは想像に難くないですし、何より申請者が何かやらかしたときのデメリットのほうが高いので無理もないでしょう。
そういう理由もあってか大阪ではこれまでS1大会申請可能店舗が存在せず、S1大会開催のハードルがあまりにも高すぎていました。公式のオープン大会があまりにも少なく、あったとしても希望者多数のため抽選で0回戦負けなんて当たり前の状態なのでせめてS1大会だけでも近場で開催してくれれば……と常々思っていました。自分で非公式のファン主催大会をやるという手もありましたが、やはり“ベイポイント景品”という付加価値があるかないかで大会のモチベがかなり違うので、できるならS1大会のほうがいいよなぁ~と考えていました。
そんなこんなで、学校にテロリストが襲撃してくる妄想をしてニヤニヤしている中学生のように「もし自分がS1大会を開いたらこういう大会をやってみたいな~」などと妄想していると、今年の4月になって近くのB4ストアがS1大会申請可能になったという情報を聞きつけ「マジか!!!!!!!!じゃあやるか!!!!!!!!!!」という感じで本格始動しました。
まず最初に考えなければならないのは大会名です。大会名は「爆転世代が“フフっ”てなるような名前にしたいな~」と思っていました。自分が爆転世代ということもありますが、何より今のベイブレードってスポーツだの遊びじゃないだの言われているのが個人的に引っかかっており、爆転時代のように子供のおもちゃとして楽しくベイブレードを回していたあの純粋な気持ちで誰でもベイブレードを楽しめる大会にしたいという想いもこめて爆転要素を入れたい!という気持ちがありました。
しかし困ったことに「爆転世代が“フフっ”てなるような大会名」がまったく思いつきません。
有名なトライピオにまつわる名前とか考えましたが、トライピオはネタにされすぎてむしろ寒いし、じゃあ他の名前を考えるにしてもマイナーすぎるネタを使ってもつまらないし、良いネーミングが思いつかない……とりあえず初代アニメのOPでも聞きながら考えるか~、と作業用BGMで例の曲を流したところ
「しせいじゅうは あいのアスリート」
これだ!!!!!!!!!!!!
これしかない!!!!!!!!!
「爆転世代が“フフっ”てなるような大会名」がこの瞬間に決定しました。
爆転世代の間では「四聖獣は愛のアスリートってどういう意味だよ」みたいな感じで語り継がれていますが、トライピオほどネットのおもちゃにされてるような印象はないし、なにより初代アニメを見ていた人なら殆ど覚えているはず。
もう本当に“愛のアスリート杯”しかなかったですね。“愛アス杯”と略せるのも良かった。
大会名を決めた後は、具体的な大会の内容も考えなければなりません。が、前述したとおりそのあたりは妄想済みだったのですぐに決まりました。
自分が兼ねてより考えていたベイブレード大会は「複数回の3on3トーナメント」と「ランダムワンベイトーナメント」です。
まず「複数回の3on3トーナメント」について、多くの公式大会では「ワンベイ予選トーナメント→上位4名による3on3決勝トーナメント」という形式を採用しているのですが、予選のワンベイでスタミナタイプだらけになってしまうと進行に時間がかかるという問題があり(基本的にスピンフィニッシュ合戦になり試合にかかる時間が長くなるため)、しかも多くの参加者は3on3まで進められないため3on3の経験が不足しているブレーダーが多いのでは?と思っていました。なので実戦の3on3バトルの楽しさを体験させつつ、スタミナタイプ以外のベイも選択肢に入れて試合にかかる時間を短縮させる狙いで全試合3on3を採用しました。
そしてトーナメントをやる回数を一度きりではなく複数回行うことにしたのは、参加者に「最初のトーナメントに負けても次がある」という心の余裕を持たせて、過度なストレスを感じずに気楽にベイブレードを楽しませたいという狙いがあります。他にも「1回目と2回目で違うデッキで挑もう!」とか「バトルできる機会が増えて色々な相手と戦えるのが楽しみ!」とか、そういう感じの狙いもあります。
次に「ランダムワンベイトーナメント」について、せっかく自分で大会を開くなら「自分だけができる独自要素」を入れたいと思っていたので、趣味で開発していた「ランダムカスタマイズジェネレータ」を使ったランダムバトルを考えました。ランダムバトルだと普段見られないベイバトルが見られたり、初心者でも上級者相手に勝ち上がれる可能性もあってイベントとして楽しくなりそう。しかし、本当に運だけで全てが決まるように見えるのはゲームとしてつまらなくなる恐れもあったため、「再抽選カード」という戦略的な要素も組み込みました。詳しいルールは愛アス杯のHPで紹介していますが、これがなかなか好評で嬉しかったです。
また、イベントの運営など一切やったことがないので運営・司会・進行は見よう見まねですが、実家に帰省しているタイミングでよく参加させていただいている名古屋のS1大会をパク……参考にしています。そちらの大会は大会というよりも交流会に近い雰囲気で「参加者のみんなで作り上げるイベント」というような空気の中でやるベイブレードがすごく楽しくて、「大阪でもこんな大会があったらいいなぁ……」と感じたのが「もし自分がS1大会を開いたらこういう大会をやってみたいな~」と思うようになったきっかけだったりします。
こうして大会の内容も考えたので、次は借りれる会場を探してタイムスケジュールや参加者の定員も考えました。会場はアクセスがよさそうなところを発見したのでそこに決定。その会場を借りられる時間、部屋の収容可能人数、トーナメントの進行速度を考えると、参加者16人で3on3トーナメント2回、ランダムワンベイトーナメント1回の3部制でやるのが現実的なラインとして設定しました。
ここまで考えたらあとは申請書を提出するだけです。当初は第3部のランダムワンベイもS1大会として申請しようかどうか迷ったのですが、実力で大会景品(ベイポイント)を勝ち取りたい人にとってランダムバトルは不平等だと感じる恐れや、S1大会という時点でルールも読まずに(ランダムバトルとは知らずに)反射で参加する層も現れることも懸念し、まだ時期じゃないと結論づけて「ランダムワンベイトーナメントはあくまでもサブイベント」として企画しました。ただ、今後状況が変わればS1大会として申請するかもしれません。
というわけで3on3トーナメントの1部と2部でS1申請書を2枚用意し、該当B4ストアにアポを取って突撃。その後色々ありましたが、無事に申請が通ったのでヨシ。
最後にこのブログを作った時の経験も活かして専用のHPも制作し、参加者の募集するための申し込みフォームや告知用のツイッターアカウントも用意して準備OK。事前に行ったリハーサルも好感触。ついに第1回の募集を開始したところ……
一瞬で16人埋まったんだが!?!?!?!?!?!?
どうやら自分が思っていた以上に大会に飢えていた関西ブレーダーがあまりにも多かったようです。注目してくれて嬉しい半面、期待される重圧でメンタルがやられそう(チキンハート)。
「こりゃ想定よりも参加希望者多そうだな……でもこれ以上定員を増やすと大会進行に影響があるというか、そもそも収容人数の限界もあるから30人とかは絶対無理だし……うーん……」
「まぁ、4人増やして20人までならなんとかなるやろ!!!!!!」
という感じでB4ストア経由でベイブレード事務局に申請内容の修正依頼をして、急遽定員を4人増やしました。これ以上増やすと流石に大会進行に支障を来たしそうのでこれが限界です(実際にやってみて20人が本当にギリギリのラインでした)。
それから色々あって“愛のアスリート杯”はリハーサル含めて3回開催できました。参加してくれたブレーダーさんから「楽しかった!」と感想をいただけたり、リピーターの人も多くて嬉しいです。とくにランダムワンベイトーナメントが盛り上がるのが嬉しいですね。自分が考えたシステムをみんなが楽しんでくれるのは感無量です。そしてジャッジなど率先してサポートしてくださる方には本当に感謝しかありません。運営がポンコツなだけと言われてしまったらそれまでですが、それでも「運営と参加者のみんなで作り上げるイベント」を目指して楽しく開催するのが夢だったので、なんとか実現できたかなと肌で感じています。
S1大会申請可能にしてくださったB4ストア様、そして理解ある参加者の皆様には本当に感謝感激です。おかげでブレーダーとしての楽しみが増えました。これからも愛アス杯を楽しく開催していきたいと思っているので、どうぞよろしくお願いします。
さて、前置きはこれくらいにしてそろそろ本題です(今までは本題じゃなかったんかい)。
愛アス杯の第0回(リハーサル)では3位、第1回では惜しくも2位という結果で悔しい想いをしましたが、第2回にしてついに優勝できました。使用したデッキはドランバスター、コバルトドラグーン、ティラノビートです。ラチェットやビットのカスタマイズは愛アス杯HPの優勝者記録に書いてあるのでそちらを見てください。
このデッキを見て「あれ? ウィザードロッドは入れてないの?」と思った方が多いと思います。現環境最強ベイであるウィザードロッドをデッキに入れない理由はリミテッドルールが適用されてるとかじゃなければ普通に考えてあまりありませんし、人に3on3デッキの構築を伝授するときがあれば「とりあえずロッドは入れとけ」って言うとおもいます。
実は自分も第0回と第1回のときにはデッキにロッドを入れてましたし、別のS1大会で優勝したときも保険としてロッドをいれていましたが、第2回愛アス杯では敢えてロッドを外しました。だってぼくがウィザードロッドを使ったら大事なところでいつも負けるんだもん……。ウィザードロッドは他人が使ったらクソ強いのに自分が使ったらクソ雑魚になるベイという感想です。なんでだろう……?
とはいえ、ロッドは「とりあえず入れておけば安心枠」なので出来れば入れておきたいし、でもオーソドックスなBを履かせると大事なところでいつもいつもバースト負けばかりするからHでバースト耐性を上げてしばらく運用していました。このカスタムだと防御力もあるのでアタックに対しては結構有利だったり、雑なロッドB相手にはスピンでも勝てますが(雑なロッドBってなんだよ)、調整されたガチのロッドBには普通にスピン負けするので「こりゃどうしようもないな」ってことで、第2回からは思い切ってロッドHをデッキから外しました。
え? お前もロッドBを厳選して調整すればいいじゃんって? そんな資金があったらイマイのサンダーバードかガンプラ買います。そもそも自分がロッドBミラー対決で勝てるヴィジョンが一切浮かばないし、だったらロッドB以外を使って相手のロッドBを粉砕するスタイルで行くほうが性に合ってますので……。
正直にいうと「本当にロッドを外していいのだろうか……?」と迷いまくっていましたが、アタック伊藤がロッド不採用デッキでG3大会に優勝したという報告をみて勇気を貰い、「ぼくもロッドなしでやってやるぞ!!!」という闘志が沸いて、そしたら本当に優勝できたんでロッドを外して正解でしたね。アタック伊藤ありがとう……!
もちろん、優勝できたのはただ運が良かっただけということも大いにあると思います。アタックメインで挑むというのはポケモンで例えると混乱の状態でハイドロポンプや一撃必殺技を連打するようなものなので(そうかな?)。それでもぼくはベーゴマじゃなくてベイブレードがやりたいので運に左右されることもあるアタックメインで行きたいと思います。ベイブレードは所詮おもちゃ遊びなんだし、自分が楽しめるスタイルでベイバトルしたほうが面白いですからね。
ちなみに、決勝戦は6thバトルまでもつれこみ、最後は自分のコバルトドラグーンが相手のフェニックスウイングをオーバーフィニッシュで撃破して5-2で勝利しました。運営と選手を同時にやるのは大変でしたが、なんとか最初の目標だった愛アス杯HPの優勝者の欄に自分の名前を載せることに成功したので嬉しい。次はスペシャルブレーダーに挑戦しようと思います。対戦よろしくお願いします。
BLOG
自分で開催したベイブレード大会に自分が優勝した話
2024.7.30カテゴリ:ベイブレード